yunahica | 上質な素材と着る人の魅力を引き出すデザイン。心地よく、大人に似合う日常着をつくっています。

スタンダードデニムのリコメンド

2021 7/6

静岡、神奈川の大雨被害のお見舞いを申し上げます。

雨は慈雨ともなれば、出水も引き起こす。これ以上の被害が出ませんようにと祈り、梅雨明けを待つ7月です。

 

さて、yunahicaのシステムが新しくなってから1ヶ月、お問い合わせが格段に増えました。

ご質問の中でいちばん多いのが、スタンダードデニムのサイズ感やデザインのことです。

身長や体型などをお知らせくださった上でのご相談。メールで、時にはその後電話でやりとりすることもあります。

100の言葉で伝えるよりは、1回はいてみることの方がはるかにわかりやすいのですが、

ご参考までにお二人のコメントをご紹介いたします。

 

4月に発売された著書『「どっちでもいい」をやめてみる』で、さまざまな愛用品を紹介しつつ、

生活や人生を気持ちよく歩くための処方箋を語る引田かおりさん。その中のデニムの項目で、

スタンダードのインディゴをおすすめくださいました。

「年齢によって変化する体のラインをうまくカバーして、腰まわりにゆとりがあるのに、足首へのラインが程よくスリム。

スッキリ見えるんです」と、話しています。

 

今月発売の『エクラ』8月号、「私の愛するデニム物語」では、モデルの浜島直子さんがリコメンド。

「ゴワゴワ感がなく、ロールアップしたときのしっくりおさまるバランスも、大人の女性向き。さすがと唸った逸品。

ボーイフレンドなのに絶妙に女らしいのがお見事」と、お褒めくださいました。

 

お客様のなかには「インディゴが気に入ったのでブラックも」「サイズ0をはいているけれど次はサイズ1を」と

リピートされる方もいらっしゃいます。

暑いのが苦手で、夏のデニムなんて無理…と思っていた私も、100%コットン、肌にはりつかない生地感は快適で

ロールアップして愛用しています。

スタンダードデニムももうすぐ2シーズン目。通年の定番として、どうぞよろしくお願いします。(y)

6周年

2021 6/1

yunahicaを立ち上げたのが、2015年の6/6ですので、もうすぐ6周年を迎えます。

小さく産んで、欲張らずに育てていけばよいと考えていましたが、

その時々の出会いや時代の気分が重なり、アイテム数も在庫数もだんだん増えました。

小さな商いに向くホームページから、この度より安全で強固なシステムに変更。

まだ小さな不具合がありデザインもこれから手をつけて改善していきますが、

ひとまずお買い物がスムーズにしていただけるところまでこぎつけました。

 

今回の通販システムはさまざまなオプションをつけることができるのですが、

まず「お知らせメール」を導入してみようと思います。

「こんな新作が出ます」「在庫切れだったパンツ、来週入荷します」などと、

必要のあるときだけ情報をお届けしていきます。

いずれは月1回メールマガジンを発行しても楽しいかな?と思ったり。

そんなことを考えながら、少しずつサイトを充実させていくつもりです。

 

6月最初の新アイテムは、黒田知永子さんとのコラボブラウス。

贅沢なレースと細かなタックを寄せたフレアがシックで可愛い

どこにもない、誰にも真似できない、大人のためのブラウスです。

フランスのリバーレースはわざわざ染めてもらったほど、こだわっています。

おしゃれセンスの粋を尽くした夏の1枚、ぜひお楽しみください。(y)

たかが紐、されど紐

2021 5/8

立夏を迎え、GWも終わりました。明日は母の日です。

先日、母の日のプレゼントにしたいという方から、アロマパフュームをお求めいただきました。

他にも時々、親しい方への贈り物にしたいというメッセージをいただきます。

yunahicaでは特別なラッピングサービスはしていませんが、そういう方のためにシンプルなリボンを作りました。

幅14㎜の白い布製で、ネイビーの小さなロゴが等間隔で入っています。ご入用の方はメモにリクエストください。

 

コットンジャージードレスについて、どちらのサイズが適切かという質問をたくさんいただいています。

いちばん悩ましいのは身長160㎝くらいの方たちです。

ありきたりのお返事しかできなくてもどかしいのですが、どちらも試したいというお客様には、

2サイズお送りして、不要な方をご返送(送料はご負担ください)していただくこともお受けしています。

お気軽にご相談ください。

 

このワンピースは細くて長いひもが肩口とウエストに通してありますが、

ジャージー素材の共布のひもを作るのにはとても手間がかかっています。

1㎝くらいの幅があれば、中表に縫った布をひっくり返す機械を使って、どんどん製作できるのですが、

私たちはできる限り細いひもにしたいとお願いしています。そうすると全てが細かな手作業に。

たかがひもと侮るなかれ、こんなところにもこだわりが詰まっています。

 

今月は気温が高めに推移するとの予報。コットンジャージドレスのひもを調整しながら、

その快適な着心地と贅沢な布使いを実感していただけましたら幸いです。(y)

ちりめん布バッグ、制作裏話

2021 4/13

3月末には染井吉野が散り始め、4月に入ると八重桜、花水木、牡丹、藤が次々と咲き、すでに初夏の様相です。

yunahicaはそんな季節の駆け足に合わせ、爽やかな麻のシャツやブラウス、半袖のワンピースの販売を始めました。

今後は、一昨年好評だったひもでニュアンスを変えられるジャージーワンピース、

黒田知永子さんとコラボする大人可愛い夏のブラウスなどを予定しています。

そして、変わり種商品も出来上がりました。ちりめん素材の小さく折りたためる布バッグです。

 

実は山崎の2冊目の著書『きものを着たら どこへでも』(技術評論社)が17日に発売されます。

本の中でも買い物のシーンで持っているのですが、エコバッグ必携のいま、和装でも洋装でも使いやすく、

軽くて小さく畳めて汚れや水にも強く、それでいてちょっと高級感があるものが欲しかったのです。

形とサイズ感は、スーパーマーケットで配られるオーソドックスなビニール袋タイプ。

内側には四角いポケットが付き、使うときはそこに鍵や駐車券などが入れられ、袋を畳んだらそれが収納ケースになります。

容量もちょうどよく、缶ビール2本、牛乳1本、お肉や魚、野菜を数種類買っても、余裕でした。

和装に似合うことを前提に作りましたので、ショルダーにはなりませんが、だからこそ邪魔にならずポケッタブル。

外出先でコートを脱いだ時に。お土産を持っていく時、もらった時にも。

四角いお菓子の箱、お弁当の箱も水平を保ったまま入れられます。

ワンポイントのワッペンはユナヒカの文字を佐伯がデザインしました。

和装を想定しましたが、ネイビーとグレージュの色合いはシックな洋装にもマッチし、

例えばスーツのようなフォーマルな服装のサブバッグとしても似合います。

自分用に、またちょっとしたプレゼントとしても最適かと思います。カートアップまでしばらくお待ちください。

 

5月後半の更新を目指し、今ホームページを新しくする作業をしています。

そこには洋服とは別に、アロマやこのエコバッグなど、雑貨のカテゴリーを作ります。

秋冬にはちょっと可愛いバッグもお目見えする予定。楽しみにお待ちくださいませ。(y)

大きな虹の先には

2021 2/15

あっという間に2月も後半に入りました。

今年は三寒四温を繰り返しながら春は急ぎ足、2月の初めには沈丁花が香り、その早さに驚きました。

yunahicaでは立春に新しいアロマ003を発売しましたが、おかげさまで好評です。

もうすぐ、春先から着ていただける、少し地厚のシャツも販売いたします。

販売開始の準備が整いましたら、newsにご案内しますので、よろしくお願いいたします。

 

首都圏は新年から自粛が始まり、2月にはさらなる延長が決まり、やむを得ずの外出以外は、

ずっと家に閉じこもっています。仕事で町へ出ても、直行直帰。

以前だったら用事を終えて、気になるお店をのぞいたり、お茶を飲んだりしたものですが、

全くそういう寄り道がなくなってしまいました。誰とも会わないし、外食もしていませんが、

それを「寂しいなあ、つまらないなあ」とも思わなくなっている自分に驚きます。

慣れとは恐ろしいものです。

 

3月になると、進学、就職、異動など、新年度に向かって世の中が動き出します。

緊急事態宣言が全国的に解除されたら、少し明るい気分になることでしょう。

桜も咲き始めます。重いコートもいらなくなります。そんな日まであと少し!

ちょうど今、雨が止んで大きな虹がかかりました。(y)

初荷に願いを

2021 1/11

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

今日は成人の日ですが、残念ながら式が中止になった市町村が多いようです。

お正月も華やかに、賑やかに過ごすこともなく過ぎ去ってしまいました。

そして、日本海側では大変な積雪となり、ご苦労が尽きないかと思います。

先の見えない日々ですが、yunahicaの2021はスタートいたしました。

 

9日にセットインフリルブラウスの再販を始めましたが、とてもたくさんの方にお求めいただき、

感謝の気持ちでいっぱいです。明日から発送を始めていきます。

お客様のなかには、ちょっとしたコメントをメモ欄に書いてくださる方も。

メモに対してはお返事は致しておりませんが、すべて目を通しています。

 

息子さんから「還暦のお祝い、何がいい?」と聞かれて、フリルブラウスをリクエストしたという

羨ましくも微笑ましいメッセージ。

アイボリーが気に入ったので、今回はブラックにしますといううれしいコメント。

迷いに迷ってサイズを決めたのですが、もし違っていたら交換できますか?という質問。

(サイズ交換には在庫がある限り対応しております。メールやお電話でお問い合わせくださいね)

発送は委託していますが、皆さんに喜んでもらますようにという願いを込めて仕事を進めています。

 

2021年のフリルブラウス、明日初荷となります。どうぞよろしくお願いいたします。(y)

裸木に寄せて

2020 12/10

東京の銀杏も終盤。少しずつ木の骨格が現れて、冬らしい硬質な風景に身が引き締まります。

yunahicaの2020もあと2週間ちょっと。

先々週はウールデイパンツを、先週はコットンデイパンツを再販しました。

明後日のスタンダードデニムが年内最後の販売案内となります。

 

もともと小さな規模で運営してきた私たちにとっては、コロナ禍のダメージも大怪我に至らず、

みなさまのおかげで無事に年が越せそうです。

日常に寄り添う、着心地のいい服づくりを心がけてきたyunahicaは、

むしろコロナ禍において、より真価を発揮したのではないかとも思っています。

今年は黒田知永子さんと一緒にデニムやニットを作り、インスタライブもやりました。

その経験は、私たちを新たなステージに引き上げてくれたように感じています。

 

その反面、苦しい時期もありました。このままではパンクしてしまう…

そんな時に手を差し伸べてくれた友達がいて、肩の荷が少し下ろせました。

引き落としのトラブルが発生したときは、初めての事態にオロオロ…

お客様の優しさにどれだけ救われたかわかりません。

ご迷惑をおかけした方々に、重ねてお詫び申し上げます。

 

先日、適性検査の会社を経営している知人が、私のパーソナリティ・ポートフォリオを

作ってくれました。細かな診断から出てきた結果は?

「頭を働かせて、他者と向き合う。担った役割を全うする遂行性象限」というエリアの住人でした。

私は自分自身を「心を働かせて、自分に向き合う」という、真逆のエリアにいると思っていたのに!

リスクを排して守りきる最適化グループに所属し、バランスをとるのが上手なキツネさんタイプと言われ、

いかにセルフイメージと違っているかに笑いました。検査してくれた知人も意外だったようです。

yunahicaを始めたことで、自分より他者、心より頭の方向に軸足が動いたのかもしれません。

良し悪しではなく、客観的に自分を知るひとつのモノサシとして、面白い体験でした。

落葉した木を見ながら、ああ、私も葉っぱを落としてむき出しになれば、こういう人なのかな?と。

 

さて、今週末からのスタンダードデニム販売に関しては、在庫を十分にご用意いたしました。

どうぞゆっくりお越しください。

発送に関しましては、12/29〜1/7をお休みといたします。

来年1月には、セットインフリルブラウスが再入荷してまいります。

新作の、モノトーンチェックの少し地厚なシャツも完成いたしました。

そして、立春の頃、フレッシュで可憐な新しいアロマパフュームyunahica003を発売します。

みなさま、今年もお世話になりました。どうぞ良いお年をお迎えください。(y)

トラブルが教えてくれたこと

2020 11/14

今年も残りひと月半となりました。毎日いいお天気が続いています。

紅葉が山から里へ降りてきて、これから12月はじめは関東の平地が色づきます。

さて、そんな初冬。来週にはウールストレッチデイパンツが、

そして12月の頭にはスタンダードデニムの追加分が上がってまいります。

 

今まで人気アイテムにつきましては、公平を期するため、事前に販売日時を

お知らせしてきましたが、11/1のデニム販売時に、アクセスと注文が殺到し、

サーバーダウンはしなかったものの、二重請求などのトラブルが発生しました。

何人かのお客様には大変ご迷惑とご心配をかけてしまい、申し訳ありませんでした。

運営会社に調べてもらったところ、注文が同じ時間に集中すると今後も起こりうるとのこと。

不審な点がありましたら、すぐに対処いたしますので、ご連絡お願いいたします。

 

そういう事例もあり、今後は販売時刻は設定せず、日にちだけのお知らせにします。

幸いなことに、今回のデニムは私たちにしては思い切った数量を作りました。

また、今後も安定的に提供できるよう、工場とも連携しながら作ってまいります。

 

新しい発送のやり方にも少しずつ慣れてきました。

そんな先週のこと、何人かのお客様からお手紙やメールを頂戴いたしました。

「のんびり買えた頃が懐かしいです」「今までの納品書は全部取ってあります」

そんな文面に、初心忘るべからずと自分を戒めました。

前に進みながらも、どこかで落し物をしていないか、ちょっと足を止めて

振り返ることも必要だと、お客様に教わった気がします。

 

よくよく考えてみると、巨大サイトのタイムセールのような告知は、

私たちのブランドにはそぐわなかったのかもしれません。

以前と同じような販売のご案内に戻しますが、どうかよろしくお願いいたします。(y)

次のステップへ

2020 10/24

朝晩冷え込むようになり、冬支度の季節を迎えました。

すっかりブログが滞ってしまい、申し訳ありません。

スタンダードデニム、ニットジレ、セーター、インディゴリネンフリルブラウスと発売が続き、

ようやく発送も一段落いたしました。その間、お問い合わせも多く、全てお返事しているつもりですが、

もしかしたら失念している方がいらっしゃるかもしれません。再度、メールくださいませ。

 

さて、これまでyunahicaは、少量作っては売り、需要があればまた生産して売り、

というやり方を繰り返してきました。商品をストックするスペースは最小限、

納品書はお一人お一人に向かってお手紙を出すように、書いてきました。

でも、そういうやり方を考え直す時期が来たように思います。

 

デニムもジレもフリルブラウスも、販売開始から数時間で売り切れてしまう。

買いそびれた方からお叱りをいただく。予約できるようにしてほしい、入荷連絡がほしい、

働いている人にも買いやすい日時を設定してほしいとリクエストいただく。

予定より発売が早まった時にも苦言をいただいた。

そのようなさまざまな問題を解決するには、もっとたくさん作らなくてはならないし、

より多く在庫を置けるようにし、効率よく発送しなくてはならない。

 

この2ヶ月、いろいろなことを考え、新しい方法も取り入れたりと試行錯誤しましたが、

これからは一部人気商品については、発送業務を委託することにしました。

明日10/25発売のウールストレッチデイパンツ、11/1発売予定のスタンダードデニム、

その後再販するニットジレは、納品書を簡略した形でお送りいたしますので、

どうかよろしくお願いいたします。

 

私たちの気持ちは、ブランドを始めた当初と変わりはありません。

これからも「その時、私たちが着たいものを作っていく」だけです。

ただ、これからはなるべく多くのお客様に、安定して商品を提供できるように、

努力していくことも必要だと思っています。

ご理解いただけますよう、お願いいたします。(y)

 

デニムの初回発送を終えて

2020 9/3

9月を迎えました。大きな台風が九州に近づき、新潟では40℃超えを記録するなど、

全国各地、災害対策や暑さ対策、緊張感が続きます。

夏の疲れがどっと出てくる季節でもありますので、どうかお気をつけくださいませ。

 

8月の半ばにyunahica×chieko スタンダードデニムが出来上がり、その後インスタライブ、

ポップアップ開催と慌ただしく日々が過ぎました。本日、初回販売分の発送を終えました。

みなさまからはうれしいお言葉や写真付きメールなど、たくさん頂戴しております。

お返事は少しずつお返ししていますが、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。

 

また、ポップアップにお越しいただいたお客様とも、素敵な時間を過ごさせていただきました。

試着を通して、自分らしいバランス、お似合いのサイズ感を見つけていただけたと思います。

そのお手伝いができたことは、私たちの喜びであると同時に、勉強にもなりました。

在庫切れでお求めいただけなかったお客様には、深くお詫び申し上げます。

 

「追加生産があるか」「再販がいつか知りたい」「予約できないか」「入荷連絡が欲しい」という

お問い合わせも大変多いのですが、yunahicaでは予約や個別のご連絡はしていません。

newsを見ていただければ、最新情報や入荷の予定、販売開始日などがわかるようになっています。

ときどきチェックしていただければと思います。

 

私たちは、たくさんの商品を一度に大量に作ることはできませんが、

そのかわりに、同じアイテムを長く作り続けることは厭いません。

デイパンツやフリルブラウスと同じように、デニムも定番としてずっと作り続けていきますので、

気長におつきあいくださいますようお願いいたします。(y)