yunahica | 上質な素材と着る人の魅力を引き出すデザイン。心地よく、大人に似合う日常着をつくっています。

トラブルが教えてくれたこと

2020 11/14

今年も残りひと月半となりました。毎日いいお天気が続いています。

紅葉が山から里へ降りてきて、これから12月はじめは関東の平地が色づきます。

さて、そんな初冬。来週にはウールストレッチデイパンツが、

そして12月の頭にはスタンダードデニムの追加分が上がってまいります。

 

今まで人気アイテムにつきましては、公平を期するため、事前に販売日時を

お知らせしてきましたが、11/1のデニム販売時に、アクセスと注文が殺到し、

サーバーダウンはしなかったものの、二重請求などのトラブルが発生しました。

何人かのお客様には大変ご迷惑とご心配をかけてしまい、申し訳ありませんでした。

運営会社に調べてもらったところ、注文が同じ時間に集中すると今後も起こりうるとのこと。

不審な点がありましたら、すぐに対処いたしますので、ご連絡お願いいたします。

 

そういう事例もあり、今後は販売時刻は設定せず、日にちだけのお知らせにします。

幸いなことに、今回のデニムは私たちにしては思い切った数量を作りました。

また、今後も安定的に提供できるよう、工場とも連携しながら作ってまいります。

 

新しい発送のやり方にも少しずつ慣れてきました。

そんな先週のこと、何人かのお客様からお手紙やメールを頂戴いたしました。

「のんびり買えた頃が懐かしいです」「今までの納品書は全部取ってあります」

そんな文面に、初心忘るべからずと自分を戒めました。

前に進みながらも、どこかで落し物をしていないか、ちょっと足を止めて

振り返ることも必要だと、お客様に教わった気がします。

 

よくよく考えてみると、巨大サイトのタイムセールのような告知は、

私たちのブランドにはそぐわなかったのかもしれません。

以前と同じような販売のご案内に戻しますが、どうかよろしくお願いいたします。(y)

次のステップへ

2020 10/24

朝晩冷え込むようになり、冬支度の季節を迎えました。

すっかりブログが滞ってしまい、申し訳ありません。

スタンダードデニム、ニットジレ、セーター、インディゴリネンフリルブラウスと発売が続き、

ようやく発送も一段落いたしました。その間、お問い合わせも多く、全てお返事しているつもりですが、

もしかしたら失念している方がいらっしゃるかもしれません。再度、メールくださいませ。

 

さて、これまでyunahicaは、少量作っては売り、需要があればまた生産して売り、

というやり方を繰り返してきました。商品をストックするスペースは最小限、

納品書はお一人お一人に向かってお手紙を出すように、書いてきました。

でも、そういうやり方を考え直す時期が来たように思います。

 

デニムもジレもフリルブラウスも、販売開始から数時間で売り切れてしまう。

買いそびれた方からお叱りをいただく。予約できるようにしてほしい、入荷連絡がほしい、

働いている人にも買いやすい日時を設定してほしいとリクエストいただく。

予定より発売が早まった時にも苦言をいただいた。

そのようなさまざまな問題を解決するには、もっとたくさん作らなくてはならないし、

より多く在庫を置けるようにし、効率よく発送しなくてはならない。

 

この2ヶ月、いろいろなことを考え、新しい方法も取り入れたりと試行錯誤しましたが、

これからは一部人気商品については、発送業務を委託することにしました。

明日10/25発売のウールストレッチデイパンツ、11/1発売予定のスタンダードデニム、

その後再販するニットジレは、納品書を簡略した形でお送りいたしますので、

どうかよろしくお願いいたします。

 

私たちの気持ちは、ブランドを始めた当初と変わりはありません。

これからも「その時、私たちが着たいものを作っていく」だけです。

ただ、これからはなるべく多くのお客様に、安定して商品を提供できるように、

努力していくことも必要だと思っています。

ご理解いただけますよう、お願いいたします。(y)

 

デニムの初回発送を終えて

2020 9/3

9月を迎えました。大きな台風が九州に近づき、新潟では40℃超えを記録するなど、

全国各地、災害対策や暑さ対策、緊張感が続きます。

夏の疲れがどっと出てくる季節でもありますので、どうかお気をつけくださいませ。

 

8月の半ばにyunahica×chieko スタンダードデニムが出来上がり、その後インスタライブ、

ポップアップ開催と慌ただしく日々が過ぎました。本日、初回販売分の発送を終えました。

みなさまからはうれしいお言葉や写真付きメールなど、たくさん頂戴しております。

お返事は少しずつお返ししていますが、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。

 

また、ポップアップにお越しいただいたお客様とも、素敵な時間を過ごさせていただきました。

試着を通して、自分らしいバランス、お似合いのサイズ感を見つけていただけたと思います。

そのお手伝いができたことは、私たちの喜びであると同時に、勉強にもなりました。

在庫切れでお求めいただけなかったお客様には、深くお詫び申し上げます。

 

「追加生産があるか」「再販がいつか知りたい」「予約できないか」「入荷連絡が欲しい」という

お問い合わせも大変多いのですが、yunahicaでは予約や個別のご連絡はしていません。

newsを見ていただければ、最新情報や入荷の予定、販売開始日などがわかるようになっています。

ときどきチェックしていただければと思います。

 

私たちは、たくさんの商品を一度に大量に作ることはできませんが、

そのかわりに、同じアイテムを長く作り続けることは厭いません。

デイパンツやフリルブラウスと同じように、デニムも定番としてずっと作り続けていきますので、

気長におつきあいくださいますようお願いいたします。(y)

初めてのpop-up、初めてのcollabo

2020 8/8

8月が青空を連れてきて、やっと梅雨が明けました。

各地猛暑日が続きますが、海水浴もキャンプもなく、帰省すら心置きなくとはいかない夏休み。

そんな夏の終わりに、yunahicaはポップアップショップを開きます。

日時は8/29(土) 12:00〜20:00 30(日) 12:00〜18:00

場所はjournal standard luxe 表参道店 2F(詳細は後日NEWSにアップします)

私たちは実店舗に商品を卸すこともありますが、基本的にサイトを通して販売してきました。

お問い合わせでいちばん多いのが、サイズに関することと、試着できるお店がないか?ということです。

そういう方達に、いつか商品を手にとって見てもらい、実際に試着してもらえる場が設けられたらと思ってきました。

今回お声かけていただいた『journal standard luxe表参道店』は、長年私たちがお世話になってきたショップで、

そのセレクトにはワクワクさせられてきました。そこにyunahicaのアイテムが並ぶのは、光栄なこと。

私たちの洋服だけでなく、骨董通りの人気パンケーキ店『APoC』も、出店してくださいます。

大川雅子さんの作るとびきりのパンケーキや焼き菓子をぜひ味わってください。

そして、もうひとつお知らせがあります。

この度、黒田知永子さんとのコラボアイテムを発売いたします。これまでyunahicaを素敵に着こなしてくれたチコさんに

「今いちばん欲しいもの、欲しいけれどなかなかいいものが見つからないものを一緒に作ろうよ」とお願いしました。

それが、スタンダードデニムとジレです。まずはデニムパンツから発売を開始いたします。

なんどもなんども試着し、サンプルを作り変え、生地の厚みと風合い、ダメージ加工の塩梅、ステッチの1ミリ単位の調整など、

何ヶ月もかけてやりとりしてきました。インディゴとブラックのデニムパンツは、必ずやみなさんの「こんなの欲しかった!」に

応えられることでしょう。(発売日については後日NEWSにアップいたしますが、今のところ8/25〜の予定です)

この2つの初めての試みを、私たち自身も楽しみたいと思っています。

チコさん+私たち二人、そしてアポックの大川雅子さん、ジャーナルスタンダードラックスのおしゃれスタッフで、

皆様のお越しをお待ちいたしております。(y)

インスタグラム@yunahicaやサイトのNEWSで、少しずつご案内を増やしていきますので、よろしくお願いいたします。

少しずつ動いて、進んで

2020 7/8

梅雨前線が大雨を降らせながら、北上しています。

これ以上の被害が出ませんように。被害に遭われた地域の方々が早く元の生活に戻れますように。

大雨災害のお見舞いを申し上げます。

私の故郷、福岡も、久留米や大牟田で大きな被害が出ました。

昨秋の台風のダメージからようやく立ち直ったばかりだというのに。

“with”は何も新型コロナに限らず、私たちはさまざまな自然の事象とともに生きている。

そのことを肝に銘じろと言わんばかりの2020です。

 

お稽古ごとが再開して、久しぶりに先生の指導を受けたり、仲間と会って話をしたり、

映画館や博物館で新作や展示を見て、電車に乗って仕事へ行き……

私の日常も少しずつ元に戻ってきました。

zoomだけでは伝わってこない機微、図録ではわからない本物の色や質感、

その空間でしか味わえない迫力、生のコミュニケーションの大切さと楽しさをつくづく実感。

確かに東京では感染者は増えていますが、だからといって閉じこもってもいられません。

必要であればいつでも立ち止まり、リスクをとることを覚悟して、仕事を動かしていこう。

これから先の世の中や暮らしを想像しながら、自分なりにできることを進めていこう。

そんなことを考えたこの1ヶ月でした。

 

いまyunahicaは、8月末のイベント、その後の秋冬ものの準備を進めています。

お盆が明けたころに、いろんなアイテムがお目見えしますので、

どうぞ楽しみにお待ちください。(y)

yunahica5周年

2020 6/6

紫陽花が日に日に色を深め、燕の子は飛ぶことを覚え、八百屋には青梅が並び始めました。

自然はいつもどおり季節の巡りを見せてくれますが、人の世は少し変わっていくのでしょうか?

そんな日々のなか、yunahicaは5周年を迎えました。皆様に深く感謝いたします。

 

昨日から、定番のコットンストレッチデイパンツの販売を始めました。

品番は[yuna1604] 最新のものは、その後に[n]と記されています。

デイパンツの縫製をしてくれている会社の社長さんが納品にみえたとき、しみじみと

「最初はたった1反で、30本だけつくってみたんだよね。それがこんなになるとは」とおっしゃり、

大きなダンボールに入った250本のデイパンツを、運んでくださいました。

b.c.d.e.f.g.h.i.j.k.l.m.n 14回目の生産が完了。

それをまた皆様にお送りできることは、大きな喜びです。

 

今年は新しい試みにもトライします。魅力的なコラボ商品やポップアップの開催…

皆様とお会いできる機会がつくれたら、とも思っております。

以前よりもお出かけの機会が減り、不自由に感じることも増えましたが、

そんなときでも、そんなときだからこそ、日常を少しでも心地よく、おしゃれに。

人の世は変わっても、人の心はそれほど変わらないと信じ、

yunahicaの6年目が始まります。(y)

小さくとも居心地よく

2020 5/13

みなさま、お元気でお過ごしでしょうか? 新しいホームページはいかがでしょうか?

 

2015年の初夏にブランドを立ち上げることを決め、山崎がのこぎりとトンカチで

急場しのぎのバラックのようなホームページを建てました。

そこにただ雑然と商品を並べて販売し、丸5年やってきたことになります。

洒落たインテリアも、凝ったパッケージも、きれいな店員もいないホームページというショップで、

こうして続けてこられたのも、みなさまの賢さと優しさのおかげと感謝いたしております。

 

今回はちゃんとプロの方に設計をお願いし、私たちの考え方を反映してもらいました。

斬新なデザインやいまどきのカッコよさ、めまぐるしい更新などとは無縁ですが、

静かな町の裏通りにある、ちょっと居心地のいい小さなお店といった感じでやっていけたら。

今後ともよろしくおつきあいくださいませ。

 

本日より、コットンローンワンピースを販売いたします。

自粛が解除されたとしても、自由気ままなお出かけはできない夏を迎えますが、

風通しのよいワンピースが暑さと憂さを少しでも和らげることができたらと願っています。(y)

ファッションレボリューションデイ

2020 4/22

全国に緊急事態宣言が出され、ゴールデンウィークもおこもりに。

その後すぐに解除されるわけもなく、先の見えない自粛が続きそうだ。

どうかみなさまが、健やかに穏やかに過ごすことができますように。

 

今は世界中が新型コロナに振り回され、メディアもそれ一色になっているけれど、

明後日4/24の出来事について少しお伝えできたらと思う。

24日は「ファッションレボリューションデイ」。

2013年のこの日、バングラデシュの「ラナ・プラザ」というビルが崩壊し、

1000人以上の人が亡くなり、多数の負傷者が出た。

そこには先進国向けのアパレルブランドの縫製工場が入っていて、

亡くなった人たちは皆、洋服の縫製をしていた。多くは、地方から出稼ぎに来ていた女性たちだ。

長時間労働、セクハラ、低賃金、賃金未払い…。劣悪な労働環境は、今も課題だといわれている。

 

そうやって作られた服が大事に扱われるならまだしも、売れ残りは焼却されたり固形燃料になる。

日本の大きなアパレルグループになると、年間廃棄量は120トン、点数にして10万点に及ぶ。

「たくさん作れば利益が上がる」という常識は、少子化や市場規模の縮小によってもはや通用しない。

なのにその流れを止められなかった。

 

自分が着る服が、どこで、どういう人によって作られているのか?

私の着ている服を縫った人が、人間性を否定されるような働き方をしているとしたら悲しい。

 

コロナ禍によって、図らずもさまざまなものが世界各地で作られていることが実感としてわかってきた。

ファッションは不要不急なジャンルだし、そこに正義感を振りかざすのはちょっと違うとは思う。

でも、ラナ・プラザの悲劇は二度と起こしてはならないし、

yunahicaは少なくともエシカルでありたいと思っている。

 

ファッションだけでなく、いろんな世界で良きレボリューションが起きることを願って。(y)

黒革の手帖と日本地図

2020 4/5

ウイルスの恐怖が私たちの生活を脅かし、不安と心配が1日ごとに増幅するような日々。

どうか皆様がこれからも元気で過ごせますようにと祈りながら、

もしかしたら自分も感染しているかもしれないと思いながら、行動している。

梱包作業を行う時は直前に手洗いをして、マスクをし、他のものに触らないように気をつけている。

yunahicaの場合、簡素な梱包を心がけているので、問題があるとすれば納品書を入れたクリアファイルだろうか?

もし気になる方はすぐに処分をお願いします。

 

こんな厳しい状況の中なのに、たくさん作ったつもりのデイパンツが早くも売り切れそうだ。

すぐに追加生産をかけたので、5月半ばには黒とネイビーも再販予定。しばらくお待ちください。

 

取引先の方達には「yunahicaさんは大丈夫ですか?」とよく心配される。

というのも、多くのブランドが海外から素材を仕入れたり、外国の縫製工場で生産したり、

グローバルなアパレルの仕組みを利用しているからだ。かなり大変な状況だと聞く。

「うちは弱小で、作るアイテムも数も少ないし、すべて日本生産なので」と返事をしている。

最初からそうだし、これからもずっとそうしていく。

今回のパンデミックによって、ますますその思いを強くした。

 

毎日、お客様の名前を書いた黒い手帳を見ながら、納品書と送り状を書く。

お顔はわからなくても、リピーターの方たちなら、名前と購入したものからイメージはなんとなく浮かんでくる。

懐かしい地名や面白い読み方、珍しい苗字など、漢字を手書きするのは、大変だけれどいい頭のトレーニング。

子どもの頃から地理が好きだったので、ときどき日本地図を広げて、市町村の場所を確認したり。

すると、季節の風景が立ち上がってくることもある。

いつもより丁寧に、作業に気をつけながら、お客様に発送していきたい。

 

yunahicaの日常着が、幾ばくかでも皆様の心地よさや快適さの助けになりましたら幸いです。(y)

桜隠しの雪

2020 3/15

パンデミック、緊急事態宣言…コロナ禍が止まらない。

昨日は東京に名残の雪が舞い、と同時に桜の開花が宣言された。落ち着かない春だ。

 

金曜からリネンのダブルガーゼを使用した、新しいフリルブラウスを販売している。

そして、月末にはまた別のタイプのリネンのフリルブラウスを発売する予定だ。

リネンガーゼはその名前の通り、ふくらみ感があって爽やかな着心地。

ダブルガーゼなので透け感はなく、肩から袖にかけてもラグランなので、

ふんわりたっぷりと着ていただくタイプになる。

一方、次回の「セットインフリルブラウス」は、肩線を取り袖をつけた細身シルエットで、

1枚仕立てのリネンは、わずかに透け感がある。

例えば、ニットやカーディガンを上に着てももたつかず、すっきり見えるし、

パンツやスカートに裾を入れても表に響かない。

リネンガーゼがちょっとロハスな雰囲気で、オーバーサイズで着るのが似合うとしたら、

セットインリネンは、きれいにタイトめに着て、よそ行きにもなるタイプ。

リネンガーゼがサックスブルーの快活な明るさなら、

セットインはオーセンティックな白と黒。

 

「え?そんなタイプが出るなら、もうちょっと待てばよかった」と思われるお客様が

いないとも限らないので、後出しにならないようにお伝えしたい。(y)