yunahica | 上質な素材と着る人の魅力を引き出すデザイン。心地よく、大人に似合う日常着をつくっています。

yunahica5周年

2020 6/6

紫陽花が日に日に色を深め、燕の子は飛ぶことを覚え、八百屋には青梅が並び始めました。

自然はいつもどおり季節の巡りを見せてくれますが、人の世は少し変わっていくのでしょうか?

そんな日々のなか、yunahicaは5周年を迎えました。皆様に深く感謝いたします。

 

昨日から、定番のコットンストレッチデイパンツの販売を始めました。

品番は[yuna1604] 最新のものは、その後に[n]と記されています。

デイパンツの縫製をしてくれている会社の社長さんが納品にみえたとき、しみじみと

「最初はたった1反で、30本だけつくってみたんだよね。それがこんなになるとは」とおっしゃり、

大きなダンボールに入った250本のデイパンツを、運んでくださいました。

b.c.d.e.f.g.h.i.j.k.l.m.n 14回目の生産が完了。

それをまた皆様にお送りできることは、大きな喜びです。

 

今年は新しい試みにもトライします。魅力的なコラボ商品やポップアップの開催…

皆様とお会いできる機会がつくれたら、とも思っております。

以前よりもお出かけの機会が減り、不自由に感じることも増えましたが、

そんなときでも、そんなときだからこそ、日常を少しでも心地よく、おしゃれに。

人の世は変わっても、人の心はそれほど変わらないと信じ、

yunahicaの6年目が始まります。(y)

小さくとも居心地よく

2020 5/13

みなさま、お元気でお過ごしでしょうか? 新しいホームページはいかがでしょうか?

 

2015年の初夏にブランドを立ち上げることを決め、山崎がのこぎりとトンカチで

急場しのぎのバラックのようなホームページを建てました。

そこにただ雑然と商品を並べて販売し、丸5年やってきたことになります。

洒落たインテリアも、凝ったパッケージも、きれいな店員もいないホームページというショップで、

こうして続けてこられたのも、みなさまの賢さと優しさのおかげと感謝いたしております。

 

今回はちゃんとプロの方に設計をお願いし、私たちの考え方を反映してもらいました。

斬新なデザインやいまどきのカッコよさ、めまぐるしい更新などとは無縁ですが、

静かな町の裏通りにある、ちょっと居心地のいい小さなお店といった感じでやっていけたら。

今後ともよろしくおつきあいくださいませ。

 

本日より、コットンローンワンピースを販売いたします。

自粛が解除されたとしても、自由気ままなお出かけはできない夏を迎えますが、

風通しのよいワンピースが暑さと憂さを少しでも和らげることができたらと願っています。(y)

ファッションレボリューションデイ

2020 4/22

全国に緊急事態宣言が出され、ゴールデンウィークもおこもりに。

その後すぐに解除されるわけもなく、先の見えない自粛が続きそうだ。

どうかみなさまが、健やかに穏やかに過ごすことができますように。

 

今は世界中が新型コロナに振り回され、メディアもそれ一色になっているけれど、

明後日4/24の出来事について少しお伝えできたらと思う。

24日は「ファッションレボリューションデイ」。

2013年のこの日、バングラデシュの「ラナ・プラザ」というビルが崩壊し、

1000人以上の人が亡くなり、多数の負傷者が出た。

そこには先進国向けのアパレルブランドの縫製工場が入っていて、

亡くなった人たちは皆、洋服の縫製をしていた。多くは、地方から出稼ぎに来ていた女性たちだ。

長時間労働、セクハラ、低賃金、賃金未払い…。劣悪な労働環境は、今も課題だといわれている。

 

そうやって作られた服が大事に扱われるならまだしも、売れ残りは焼却されたり固形燃料になる。

日本の大きなアパレルグループになると、年間廃棄量は120トン、点数にして10万点に及ぶ。

「たくさん作れば利益が上がる」という常識は、少子化や市場規模の縮小によってもはや通用しない。

なのにその流れを止められなかった。

 

自分が着る服が、どこで、どういう人によって作られているのか?

私の着ている服を縫った人が、人間性を否定されるような働き方をしているとしたら悲しい。

 

コロナ禍によって、図らずもさまざまなものが世界各地で作られていることが実感としてわかってきた。

ファッションは不要不急なジャンルだし、そこに正義感を振りかざすのはちょっと違うとは思う。

でも、ラナ・プラザの悲劇は二度と起こしてはならないし、

yunahicaは少なくともエシカルでありたいと思っている。

 

ファッションだけでなく、いろんな世界で良きレボリューションが起きることを願って。(y)

黒革の手帖と日本地図

2020 4/5

ウイルスの恐怖が私たちの生活を脅かし、不安と心配が1日ごとに増幅するような日々。

どうか皆様がこれからも元気で過ごせますようにと祈りながら、

もしかしたら自分も感染しているかもしれないと思いながら、行動している。

梱包作業を行う時は直前に手洗いをして、マスクをし、他のものに触らないように気をつけている。

yunahicaの場合、簡素な梱包を心がけているので、問題があるとすれば納品書を入れたクリアファイルだろうか?

もし気になる方はすぐに処分をお願いします。

 

こんな厳しい状況の中なのに、たくさん作ったつもりのデイパンツが早くも売り切れそうだ。

すぐに追加生産をかけたので、5月半ばには黒とネイビーも再販予定。しばらくお待ちください。

 

取引先の方達には「yunahicaさんは大丈夫ですか?」とよく心配される。

というのも、多くのブランドが海外から素材を仕入れたり、外国の縫製工場で生産したり、

グローバルなアパレルの仕組みを利用しているからだ。かなり大変な状況だと聞く。

「うちは弱小で、作るアイテムも数も少ないし、すべて日本生産なので」と返事をしている。

最初からそうだし、これからもずっとそうしていく。

今回のパンデミックによって、ますますその思いを強くした。

 

毎日、お客様の名前を書いた黒い手帳を見ながら、納品書と送り状を書く。

お顔はわからなくても、リピーターの方たちなら、名前と購入したものからイメージはなんとなく浮かんでくる。

懐かしい地名や面白い読み方、珍しい苗字など、漢字を手書きするのは、大変だけれどいい頭のトレーニング。

子どもの頃から地理が好きだったので、ときどき日本地図を広げて、市町村の場所を確認したり。

すると、季節の風景が立ち上がってくることもある。

いつもより丁寧に、作業に気をつけながら、お客様に発送していきたい。

 

yunahicaの日常着が、幾ばくかでも皆様の心地よさや快適さの助けになりましたら幸いです。(y)

桜隠しの雪

2020 3/15

パンデミック、緊急事態宣言…コロナ禍が止まらない。

昨日は東京に名残の雪が舞い、と同時に桜の開花が宣言された。落ち着かない春だ。

 

金曜からリネンのダブルガーゼを使用した、新しいフリルブラウスを販売している。

そして、月末にはまた別のタイプのリネンのフリルブラウスを発売する予定だ。

リネンガーゼはその名前の通り、ふくらみ感があって爽やかな着心地。

ダブルガーゼなので透け感はなく、肩から袖にかけてもラグランなので、

ふんわりたっぷりと着ていただくタイプになる。

一方、次回の「セットインフリルブラウス」は、肩線を取り袖をつけた細身シルエットで、

1枚仕立てのリネンは、わずかに透け感がある。

例えば、ニットやカーディガンを上に着てももたつかず、すっきり見えるし、

パンツやスカートに裾を入れても表に響かない。

リネンガーゼがちょっとロハスな雰囲気で、オーバーサイズで着るのが似合うとしたら、

セットインリネンは、きれいにタイトめに着て、よそ行きにもなるタイプ。

リネンガーゼがサックスブルーの快活な明るさなら、

セットインはオーセンティックな白と黒。

 

「え?そんなタイプが出るなら、もうちょっと待てばよかった」と思われるお客様が

いないとも限らないので、後出しにならないようにお伝えしたい。(y)

見えない敵との戦い

2020 2/24

日に日に気温が上がり、異例の早さで春が近づいている。

けれど、ウキウキした気分になれないのは、やはりコロナウイルスの影響だろう。

いくつもの会合やイベントが中止になり、この三連休はひたすら家にこもって仕事をしている。

幸いなことに、yunahicaは実店舗を持っておらず、お客様にお出かけいただかなくても

商品をお届けできるけれど、接客せねばならないお仕事の方々は大変だろうと思う。

早く終息してくれることを祈るしかない。

 

さて、yunahicaはフォーマルワンピースフィーバー、その後のドレスデイパンツフィーバーと

めまぐるしい日々を過ごした。

在庫をいつもチェックしながら、サイズ変更の方がいらっしゃることも想定して、

カートの数を操作しているのだが、ある日ドレスデイパンツのサイズ①を在庫0にしているにも

関わらず、何人かのお客様がお買い求めくださっていた。

私のミスかと思い、お詫びのメールをお送りしてご了承いただいたが、その後もなぜか

在庫0としても買える状態が続いていたことが判明。ついに商品自体を削除して対応することにした。

こんなことは初めてだ。

 

また、クレジットカードを使えるようにするための手続きも、

いくつか上手く行かない部分があり、サポートに質問をしたり返答を待ったりと、

少し時間がかかってしまった。

 

今の時代、イーコマースはごく普通のシステムとして受け止めてもらえるようになったが、

パソコンやスマホで簡単に商品が買え、決済ができるということには怖さもある。

何かトラブルが起きた時には「こんなことがまた起きたらどうしよう?」と

疑心暗鬼になってしまう。

そんなこともあって、明日から3/3までの発送休みの期間は、カートの在庫を0にすることに。

 

目に見えないウイルス、システムのなかのわずかな綻び。

「正しく恐れる」などと言われても、どう恐れていいのやら? 途方に暮れてしまう。(y)

立春大吉

2020 2/4

立春大吉という言葉が好きだ。

陰暦を使っていた時代は、節分が大晦日。豆をまき「鬼は外、福は内」と邪気を払って、

新しい年を迎えた。そして今日は立春。

暖冬の東京は、もう梅が開いて、すでに春の気が立ち上がっている。

そんな日に、新作2点の販売を始められるのがうれしい。

 

ぐるりと12本のタックを入れたハイネックのブラウスは、

昨年の夏、ビールのCFで杏さんに着てもらうため、ディレクターの佐伯が作ったものを

ベースにしている。多くの反響があり、yunahicaにも「ぜひ作って欲しい」と

リクエストがあった。より扱いやすい素材を探し、デザインも再考して、

満足のいくかたちに仕上がったと思う。

 

ドレッシーな素材のドレスデイパンツは、タックの入れかたにこだわりが。

アシンメトリーなドレープの微妙はゆらぎが、エレガントな表情を生み出した。

今までのストレッチデイパンツとは違い、ゴムは後ろ部分だけなので、

サイズ感は少しだけ大きめ、ゆるめになっている。

カジュアルでスポーティーな今までのデイパンツとは違い、

落ち感のあるとろりとしたパンツは、お出かけ、おめかしにも臆せずはいていける。

ブラウスもパンツも、シワにならず軽いので、旅にも重宝だ。

 

大人の体型をカバーしながらも、さりげなく気品や優雅さを感じさせるトップスとパンツが、

みなさまに気に入っていただけますように。(y)

松過ぎて

2020 1/8

あけましておめでとうございます。

 

今年は2020という切りのよさ、令和になって初めての新年、オリンピックイヤーであることも加わり、

新しいことを始める人にとって、背中を押してくれる要素が揃ったように思う。

yunahicaも5年が経ち、初夏には6年目に入る。

古くなったものはリニューアルし、新しいことにもトライし、アップデートを心がけていきたい。

 

このホームページも、ずぶの素人である山崎が、とりあえず最低限のコンテンツで始めたもので、

5年間というもの、間に合わせのままほったらかしてしまった。

そろそろ素敵なデザインや魅力的な写真で、皆さんに楽しんでもらえるようにすべく、

プロの方の力をお借りすることに。

写真も今まで以上にニュアンスを正確に伝え、よりリアルに感じてもらえるよう、

1眼レフのデジカメを購入。プロ並みのセンスを持つディレクターの佐伯が今、鋭意研究中だ。

 

そんなふうに、今年はものづくりだけでなく、その見せ方や売り方についても更新していけたら!

2020年のyunahicaを、どうぞよろしくお願いいたします。(y)

2019 10/15

台風19号の被害がどんどん明らかになってきました。

これ以上の被害が出ませんように。そして、被災地が復旧し、早く元の生活に戻れるようお祈りいたします。

 

所用で山梨へ出かけ13日に東京に戻る予定が、台風による土砂災害で、中央道の大月〜八王子間が通行止になり、

結局14日に、大月から富士五湖道路に出て、御殿場から東名で帰ってきた。

中央道は、いまだ復旧の見通しが立っていないという。

8月の九州も、9月の千葉も大変だったが、10月の三連休がこんなことになるとは…。

温暖化による気候変動は、すぐに止められるものではない。

これからも大きな災害が起きうることを覚悟して、暮らしていかなければと思う。

 

地震や台風などの災害が起きると、洋服なんて二の次という気持ちになるけれど、

この三連休もご注文をいただき、ほんとうにありがたい。

また、アロマパフュームのお買い求め、サンプル送付希望のメールも途切れることなく、うれしく作業している。

そして、まもなく新作が仕上がってくる。

 

今までデイリーウエアを中心に作ってきたが、今回は初めてブラックフォーマルシリーズを制作した。

組み合わせ次第で、喪の装い、ビジネスシーン、華やかな席にも。

ワンピース、ジャケット、スカートの3型は、単品でもいいし、セットアップの着こなしも可能。

シワにならない素材、立ったり座ったりがラクでゆとりはあるけれど、シルエットがきれい。

いかにもなフォーマルではなく、上品で今どきなニュアンスが感じられるデザインになったと思う。

月末から販売の予定、どうかお楽しみに。(y)

2019 8/31

今年の夏は全国的に無事に終わると思いきや、私の故郷でもある九州北部が豪雨に見舞われてしまった。

毎年水の怖さを思い知る。早く元通りの生活に戻れますように、被災された地域の復旧を祈ります。

 

昨日はディレクターの佐伯と久しぶりに会って、これからのyunahicaをどうしていこうかと

アイデアを出し合った。どんなものがあったらいいかな? 洋服以外のものもつくりたいね、などなど。

評判のよかったものは来年再生産するだけでなく、少しデザインを更新して素材違いを出す。

アロマはナンバー003を調香してもらい、時間をかけて慎重に試作選定していく。

ジュエリーや布小物など、私たちが身につけて満足感を得られるものにもトライしていこう。

関西のお客様から「実際に商品を手に取れるお店が近くにあれば」とリクエストいただいているので、

いずれご縁があれば大阪か神戸のセレクトショップに卸せるようにしたい。

二人でやれることには限界があるし、それぞれ他の仕事もあるので、パンクしない程度に

新しいことに挑戦していければと思う。

 

日本の経済はあまり視界がよろしくないし、景気も上向かない。

このままでは将来への不安も増すばかりだろう。そして、10月には消費税が上がる。

アパレルや通販各社はさまざまな対策を講じていると漏れ聞く。

ただ、私たちはもう数を欲しがる世代ではない。

自分に必要なものと不要なものの線引きだって、若い人たちよりは明確だろう。

駆け込み消費や増税後の冷え込みといった消費者心理につけこむのではなく、

目の肥えたクレバーなyunahicaのお客様の気持ちにフィットするよう、

ものづくりをし、いつもと変わらぬ販売をしていきたい。(y)